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会長あいさつ

非連続で不確実な時代の到来

中国・武漢で最初に感染拡大が確認された新型コロナウィルスはあっという間に世界各地に広がり、個人の生活や企業活動を一変させてしまいました。近い将来、非常に効果の高い治療薬やワクチンを早期に開発できれば、世界経済や日本経済がⅤ字回復することも不可能ではないと思われます。しかし、現実にはGDP(実質国内総生産)の落ち込みも過去最大と言われ、日本経済はかつてないダメージを負っています。加えて、企業にはコロナ禍以外に働き方改革や雇用関係の急変(ジョブ型雇用の導入や終身雇用からの脱却等)、DX、ダイバーシティ・・・と、これまでとは異なる環境が容赦なく押し寄せています。特に近年その傾向が顕著で、(大災害なども含め)非連続で不確実な変化が社会全体を覆っています。これからの社会と企業には、「海図のない暗夜行路」を乗り切る「座標軸」「羅針盤」が必要とされていることは明らかです。

世界や日本の政治経済、社会の変化は千葉県下の労働分野にも大きな影響を与えています。有効求人倍率の継続的な低下や雇用不安、テレワーク導入に伴う労務管理等、働き方に関わる様々な課題が浮上しています。また、全国と比較して女性の有業率や管理的職業従事者に占める割合が低いこと、非正規雇用割合が高いという構造的な問題、一方で県内雇用の7割を占める中小企業には「同一労働・同一賃金」が適用される上での問題も見え隠れします。さらに県下の産業を俯瞰すると、第1次・第2次・第3産業が広く展開されていることがわかります(農林水産、ディズニーランド等の観光業、重工業等)。言い方を変えれば、それだけ各種の事情が発生しやすいと言えます。多様な個性が渦巻く千葉県で、我々社会保険労務士は労務管理や社会保険制度の専門家として、日々労使から寄せられる問いや悩みに対処しています。

未来へ向けて、企業には新しい経営基軸・事業の軸が、働く人たちには従来にはなかったスキルや姿勢が求められ、労務管理や働き方に未知のリスクが待ち構えているのは自明の理です。旧来の秩序が崩壊し、予測できない変転に社会全体が翻弄され悩み苦しむ中、それを克服するにはしっかりした「座標軸」「羅針盤」が必要です。たとえば、テレワークという時間と制約のない働き方にも従来とは異なるリスクが潜んでいることを認識して導入する必要があります。これまでに経験したことのないリスクに対して、社会保険労務士は「人」に関する専門家として蓄積した経験や知見を活かし、企業や働く人たちの「座標軸」「羅針盤」としてこれからの会社のかたちや働き方のお手伝いができると自負しています。労務管理上の問題はもちろんのこと、年金、成年後見、労働相談、あっせん代理、労働条件審査、医療労務、学校教育出前授業・・・千葉県社会保険労務士会は会社やそこで働く方々の日常の悩みに対応できる専門家が揃っています。日常、何かあればぜひ一度千葉県社会保険労務士会1,700名の社会保険労務士にご相談ください。

経営者、労働者の皆様、社会保険労務士がついています。